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旅とカメラとエトセトラ

マレーシアの鉄道(2)Rapid KLとMRT

クアラルンプール、チャイナタウン付近/2017年

クアラルンプール市内及び近郊区間の輸送手段が、Rapid KLという交通インフラ会社によって運営されています。

RapidとはRangkaian Pengangkutan Integrasi Deras Sdn Bhdの略称で、高速統合交通網にあたる言葉です。

LRT

LRT、パサールスニ駅/2010年

Rapid KLの事業の主体のひとつが、LRT(ライトレール)で、現在4路線あり、5路線目が開業を目指しています。

クアラルンプールではチャイナタウン以外に泊まったことがないので、最も使ったことがあるのが、Kelana Jaya Line(クラナジャヤ線)になります。

そして、この路線は完全自動運転なんだそうで。つまりは、無人で運転するのだそうで。

KLセントラル/2019年

クラナジャヤ線はかつてプトラLRTと呼ばれていましたが、路線の延長や新路線の開業などに伴って、改称されたようです。

なんといっても、KLセントラルに乗り入れる唯一の路線で、1駅乗ればチャイナタウンの入口、パサールスニ駅に到着します。

古いタイプの車両/2010年

チャイナタウン付近にはもうひとつのLRTが走っています。それが、Ampang Line/Sri Petaling Line(アンパン線、スリプタリン線)です。このふたつの路線は始発のセントゥールティムールからチャンソウリンまでが共通で、そこから終着のアンパン、プトラハイツとに分かれます。

かつての名称はスターLRTです。

プトラハイツでクラナジャヤ線に接続します。マスジットジャメでもクラナジャヤ線との乗換駅になってますが、この場合はいったん改札を出なくてはなりません。つまり、通しのチケットは買えません。

<注:2010年のことですので、その後どうなったかは確認してません。ただし、アンパン線とスリプタリン線のホームが高架にあり、クラナジャヤ線のホームが地下にあるので、状況はほぼ変わらないと思われます。>

マスジットジャメのひとつ先、プラザラキヤまではチャイナタウンからでも徒歩圏内ですので、個人的には乗り換えなしで直接行けることになりますが。

そして、スリプタリン線はそのまま、バンダル タシク スラタンまで行けますので、TBSバスステーションへKLIAトランジットを使わなくとも低料金で行けるのです。帰国日に時間があるときには、この方法でバンダル タシク スラタンに出て、KLIAトランジットに乗り換えて、クアラルンプール国際空港に向かったこともあります。

リサイクル可能チケット/2010年

当初はプラスティック製のチケットでした。自動券売機で購入します。現在、リンギ紙幣はほとんどが薄いプラスティック製になり、センサーで読み取り可能の光る素材が一部に使われていますが、旧紙幣が券売機では使えないのです。

トークン/2013年

現在はこちらに統一されたようです。とはいえ、券売機の事情は同じです。

さて、その他の路線には乗車したことがないのですが、LRTは1435mmの標準軌です。

車内/2017年

こちらは比較的新しいタイプの車両ですが、清潔感があります。座席はつるつる滑るステンレス製ですね。

KL Monorail

KLモノレール/2010年

これを鉄道に含めていいのか微妙なところです。

KLモノレールもRapid KLによって運営されています。KLセントラルには直接乗り入れてませんが、ちょっと歩くと駅があります。クアラルンプール随一の繁華街、ブキッビンタンを経由してティティワンサまで走っています。ティティワンサはLRTアンパン線/スリプタリン線との接続駅です。

かつてのリサイクルチケット/2010年

チケットもLRT同様、トークン式に変わったようです。

モノレールですが、2両編成と短く、車内もかなり狭いです。輸送力としてはどうなんだというところです。

MRT

MRT/2018年

2017年に開通したのが、MRT(Mass Rapid Transit)です。運営母体はマレーシア高速鉄道公社で、Rapid KLとは異なります。

かなりの深さ/2018年

こちらはつい最近2路線目が開業したようです。また、LRTクラナジャヤ線と同じく、完全自動運転なのだそうです。

おそらくは立地の問題もあるのでしょうが、やはりKLセントラルの近くは通るものの、最寄りの国立博物館駅まではかなり歩くことになります。

ただし、パサールスニを通るので、チャイナタウンにいる分にはかなり便利な乗り物ですね。

そして、MRTはブキッビンタンに駅があるので、利用価値はありますね。あまり、よく覚えてないのですが、チケットはトークン式だったと思います。

さて、これらのチケットを別々に買うのも面倒という方には、「Touch' Go Card」というプリペイドカードを使えば、キャッシュレスで利用できます。もちろん、カード代金も必要ですが、台湾の悠遊卡やバンコクのラビットカードに比べれば、カード代金は300円ちょっとですので、お得感はありますね。このカードでRapid KLのバスも利用可能ですので、日本のSuicaPASMOに近いカードです。

無人運転/2017年

クアラルンプールですが、東南アジアではかつてシンガポールに次いで公共交通機関が発達していた都市といえます。

ただし、その後にバンコクBTSとMRTが開業してやや地位が下がった感もあります。もっとも、クアラルンプールはバンコクよりも都市の規模としては小さいので、それで十分ではあったのですが、MRTもできたことで、便利さでは同じくらいになってきたかなという個人的な思いはありますね。