2025-03-30(Sun)
ミャンマーで地震が起きた日、鉄道をあきらめて宿でタイのウドンターニー行きのバスチケットを購入しました。

バスチケット
上記の画像はタラートサオのVientiane Capital Bus Terminalで引き換えてもらったものです。
料金60,000キープ。400円弱ということになります。
一方、宿に支払ったのは170K。17万キープで、バスターミナルまでの送迎付き。1100円ちょっとになります。45分前にピックアップとのこと。周辺の旅行会社などでは看板に10万キープとか書いてありましたが、宿の前にも同じ料金が書いてあり、よく見ると裏に訂正があったりしました。この時渡してもらった引換証のようなものには、「Family Service」という会社名があり、どこで買ってもここが代行しているのだと思います。
料金が異なるのはラオスのインフレのせいでしょう。近くの会社で提示してある料金もおそらくは店内で17万キープといわれると思います。

送迎車
やってきたのはこのようなタイプのワンボックスカー。チェックアウト時に引換券を提示すると、その場で電話していたので、需要はあまりないのでしょうかね。運ちゃん以外誰も乗っておりません。
途中、とあるホテルで送迎車は止まり、誰かを乗せるのかと思いましたが、誰も現れず、結局ひとりでバスターミナルへ。
Vientiane Capital Bus Terminal
その後、運ちゃんが引き換えてくれたのがトップ画像のチケットです。

ウドンターニー行き国際バス
同時に運ちゃんは乗るバスを教えてくれました。まだ、乗車は始まっておらず、その間にトイレなどを済ませます。

ナンバープレート
友好橋では同じようなバスがいくつかあるだろうと思い、バスのナンバーを写しておきました。

路線バス
このバスはワッタイ国際空港から乗車したものと同じタイプです。日本の協力のもと、運行するようになったバスのようです。
空港、カムサワート駅(SRT North Eastern Line)、ビエンチャン駅(中国ラオス鉄道)、友好橋、ブッダパークなどへの路線があるようです。

右ハンドル
さて、バスは定刻に出発しました。乗務員が2名。運転手と客の案内及び荷物の出し入れをする乗務員のようです。
また、バスはタイの車両で、右ハンドルでした。もちろん、ラオスでは車両は右側通行ですので、右ハンドルのままセンターラインの右側を走ることになります。出入り口もバスの左側にあり、日本のバスのような感覚です。もっとも、客の出入りはバスターミナルとイミグレーションだけなので、これで問題ありません。
そして、満席でした。タイ人とラオス人以外に外国人ツーリストはいないようでした。
Friendship Bridge

ビアラオ工場
友好橋まで30分ほどでしょうか。バスターミナル出発後、しばらくはメコンと並走していたのですが、途中からメコンは見えなくなります。
しばらくするとビアラオの工場が見えてきました。かつては工場見学ができたとのことですが、現在はどうなっているんでしょうか。

下車
友好橋に着きました。ここで、出国の手続きです。
行うことはパスポートと出国カードを手渡すだけですので、簡単です。すると、係員は10,000キープ札をこちらに向けます。出国税みたいなもののようです。以前はこれがありませんでした(土日の料金や時間外料金という、意味不明なものはありました)が、70円もしませんので、良しとします。

再び乗車
イミグレーションを出て、バスは走り始めます。この時点で一方通行になっていて、橋の上では完全にタイの交通ルール通り、バスは左側通行となります。

線路が出現
この線路がタイ国有鉄道(SRT)のいわゆる東北線(North Eastern Line)で、これがバンコクまで続いています。いや、乗り換えれば、シンガポールのウッドランドまで続いています。ちなみに、乗り換えなしで行けるのはバンコクのクルンテープアピワット駅までです。

友好橋中央付近
左右に歩道がありますが、この橋は徒歩での越境はできません。歩道はイミグレーション近くのタドゥアから、かつては料金を払って橋の中央付近まで歩いて往復できたのですが、現在はどうなっていることか。
ちなみに、タイ側からは無料で歩くことが可能です。
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ちなみに、2017年にノーンカイ側から歩いてみた記録です。

ノーンカイのイミグレ
線路は途中から脇にそれ、タイ側、ノーンカイのイミグレーションに到着しました。
3月末の時点では特に必要書類もなく、空港と同じように入国できました。そのかわり、指紋も取らず、顔写真も撮らなかったので、帰りのスワンナプーム国際空港では自動ゲートは使えず、有人窓口で手続きをしました。
自動ゲートですと、パスポートには何も残りませんが、有人窓口だと出国スタンプを押されます。
こちらではバスから荷物もおろされて、それを持っての手続きとなります。手荷物用のX線を使った検査もできるようですが、何しろ入国者が果てしなくいるので、簡略化されているようです。また、陸路入国時には出国用のチケットの写し(紙でもデータでも)を確認することが多いと思いますが、それも必要ありませんでした。
今年の5月からはタイ入国にTDAC(タイデジタルアライバルカード)が必要なので、果たしてこのイミグレーションがスイスイと進むものなのか気になります。

再びバスへ
バスに荷物を積み、出発は11:10くらい。
ここからノーンカイまでは文字通りのフリーウェイ、料金のかからない国道2号線(ミッタパープ通り)をウドンターニーまで。

日本の中古バス
なお、このバス、日本語表示がありました。日本のどこかで使われていたバスなんですね。
ウドンターニー

ウドンターニー第一バスターミナル
12時少し過ぎに、ウドンターニー到着。
あんなに暑かったのに、ウドンではまさかの雨です。しかも結構降ってる。
雨宿りをしばらくしましたが、小やみになったところで、意を決してこの日の宿まで歩きました。バスターミナル近くのところにしていてよかったです。
ちなみに、第一友好橋を使ってのタイ入国は二度目でした。逆はありません。
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ちなみに、ナンプあたりからトゥクトゥクあるいは根性出して徒歩でタラートサオに向かえば、これほどの料金はかからなかったでしょう。
また、タラートサオからカムサワート駅行きのバスもあるようなので、次回はこれかな。夕方発のクルンテープアピワット行きの列車にも三等座席者があるようなので、間違いなく購入できるでしょう。到着時間は遅くなりますが。

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