<タリンチャン水上マーケット付近の鉄橋にて>K-7/FA50mm
タイ国有鉄道(State Railway of Thailand)は日本のJRなどと比べると、本数も少なく、現状ではバスやLCCに負けているところがあります。
ですが、総延長距離は4041kmあり、東南アジアでは最大規模の鉄道といえます。総延長がタイを上回る東南アジアの国はミャンマーとインドネシアですが、ミャンマーは保線状態も悪く、実際に乗るとものすごい縦揺れが起こるのだとか。
インドネシアはジャワ島とスマトラ島、スラウェシ島に鉄道があり、大部分はジャワ島に路線があります。島国でありながら国土が広く東西にかなり広がっているので、鉄道をメインに旅するのは難しいです。
<SRTのチケット>PowerShot
さて、SRTの列車予約ですが、ひとつは駅に出向いて窓口で購入する。
もうひとつは、事前にネットで購入する。
その、ネット予約ですが、タイ国有鉄道の予約専用ページにアクセスし、アカウントを作って希望の列車を指定するという方法があります。
https://dticket.railway.co.th/DTicketPublicWeb/home/Home
優等列車だと、座席または寝台の指定などもできるはず。予約は30日前から可能です。
予約が成立するとPDFでチケットが送られてきて、これを印刷すればチケット代わりとなります。検札時もここにハサミが入れられます。やったことはありませんが、スマホにPDFのチケットを表示させてもチケット代わりになると思います。
<クルンテープ駅>KP/DA18-50mm
2017年の夏にネット予約したチケットでイサーンを巡りました。
ルートは、<1>バンコクーナコンラチャシマー <2>ナコンラチャシマーーウボンラチャタニー <3>ノンカイーアユタヤというものでした。
いずれも昼間のディーゼル特急(通称スプリンター)とディーゼル急行でした。
鉄道の通じていないところはバスを使用しました。
<ディーゼル特急>KP/DA18-50mm
SRTではすべての路線(近年開通したSRTダークレッドラインとライトレッドラインを除く)が電化されていないので、気動車かディーゼルの機関車が客車をけん引する列車のどちらかとなります。
その中でも、ディーゼル特急はSRTの中でも一番スピードの出る列車です。
<アテンダント>KP/DA50-200mm
また、ディーゼル特急にはこのような客室乗務員が乗っていて、食事も付きます。まあ、食堂車がありませんので、車内で温めることのできるパックご飯だったり、やはりパックのおかずとなりますが。
なお、ディーゼル急行にはこれはありません。その代わり、弁当販売をする業者が乗っていたり、売り子がいたりします。
<続きます>