Cafe de Castella Annex

旅とカメラとエトセトラ

サンデーナイトマーケット会場にもなる寺院

チェンマイの寺(10)Wat Phan On

<チェディ>KP/DA18-50mm

チェンマイ旧市街への入口、ターペー門から西に延びるラチャダムヌーン通りを5分ほど歩くだけで到着する寺院が、ワット パンオンです。

 

地球の歩き方」にも登場しない寺院で、ほとんどの観光客はその先のワット チェディルアンやワット プラシンに向かい、ここは通り過ぎてしまうと思います。

<サンデーナイトマーケット>KP/DA18-50mm

実はラチャダムヌーン通りは日曜の夕方から歩行者天国となり、ナイトマーケットが開催されます。

通りには露店が幾重にも続きますが、飲食関係の店は寺院の境内で営業しています。そして、このワット パンオンもその会場なのでした。

<本堂>KP/DA18-50mm

その境内は以外にも広いです。

中央にかなりの大きさのチェディがあり、その横に本堂があります。

<ご本尊>KP/DA18-50mm

このご本尊はピッサヌロークにある、ワット プラシー ラタナー マハタートのチンナラート仏のレプリカなんだとか。

ワット プラシー ラタナー マハタートはタイの王室仏教寺院の第一級に格付けされた由緒正しい寺院です。王室仏教寺院とは王室のメンバーが建てた寺院、王室のメンバーに寄進された寺院、あるいは一般の人物が建てた寺院でその後王室の認定を受けた寺院ということになります。

ワット プラシー ラタナー マハタートはスコータイのリタイ王が建てた寺院で、王室仏教寺院の中でもトップに当たりますね。チェンマイではワット プラシンだけが第一級です。

では、このワット パンオンはどうなのかというと、王室仏教寺院ではないようです。

<中央のチェディ>KP/DA18-50mm

本堂もチェディも黄金色です。

それだけ財力もあり、この寺院に関係する檀家のような人たちも多いということでしょうか。

画像にはないのですが、昼間でも境内には屋台があり、簡単な食事もできるようでした。

この日の午前中、寺院を4つほど回り、それもじっくりと見学したものですから、ターペー門からすぐの宿に戻り、昼食は宿に入っているマクドナルドでさっと済ませ、あとは部屋で少しだけ休憩したのですが、ここで昼食をとってもよかったのかもしれません。

<チェディ前の銅鑼>KP/DA18-50mm

ところで、ここで見学していると、タイ人から日本語で話しかけられました。

最初は英語で「どこから?」みたいにきかれたのですが、「東京のどこ?」から話が込み入ってきて彼はそこから日本語に。どうやら、日本で働いたことがあったようです。

ここ10年くらい、タイに限らず、日本人ツーリストは減少していまして、土産物屋からぼったくり目的の人まで、日本語を操る外国人は少なくなってきています。

久しぶりにきいた外国人の日本語でした。

<本堂>KP/DA18-50mm

どうやら、日本語を話す男性はトゥクトゥクの運ちゃんみたいでした。

その後、何度もこの前を通りましたが、彼の姿は二度と見かけませんでしたね。

<チェディとシン>KP/DA18-50mm

ちょうど雨季の終わり頃で、バンコクではひどく蒸し暑く、大量の汗をかきました。そして、お決まりのように夕刻からはスコールです。

チェンマイでは前夜小雨が降りましたが、蒸し暑さは感じませんでした。でも、暑いことには変わりませんでした。発汗量も同じです。

<チェディと本堂>KP/DA18-50mm

地味な寺院でしたが、じっくり見ていくとまあまあ面白かったです。

とはいえ、チェンマイは寺院がたくさんあるので、時間のある人ならば、おススメします。