Cafe de Castella Annex

旅とカメラとエトセトラ

パヤタイの朝はナムトック

2024年4月17日(水)

<SRT東本線>KP/DA21mm

旅の前半のバンコクです。

スワンナプーム国際空港からのエアポートリンクレイル(Airport Link Rail、略称ALR、以下「エアポートリンク」と表記させていただきます)の終点であるパヤタイに滞在しておりました。

ともかく一夜が明けまして、とりあえずはメシです。基本、わたしゃホテルに食事は付けません。なぜなら、それだけで宿泊料が上がってしまうことと、外に出ればおいしい食事にありつけることが多いからです。

パヤタイはエアポートリンクとBTSBangkok Mass Transit System、通称スカイトレインと呼ばれる高架電車)の接続駅ですが、明らかに他の中心地とは違い、昔のバンコクが残るところです。

トップ画像のように、非電化のタイ国有鉄道東本線が地上を走っていたりします。

<一応SRTのパヤタイ駅>KP/DA21mm

おりしも、アランヤプラテート方面から通勤列車がやってきました。

線路際のバラック建てが集まっているあたりが一応駅です。駅の側だけでなく、反対側からも乗降があったりします。

さて、以前もパヤタイに泊まったことがあるのですが、この時はこの線路の左側に独立した麺の店があったのです。でも、見つからず、どうなったのかと思っていたら、その先にトタン屋根を被せただけのフードコートを見つけました。

<フードコート>KP/DA21mm

タイのフードコートというと、プリペイドカード式であったり、クーポン式であったりするのですが、ここはシンプルに店で払うだけです。

中央に共用のテーブルがありますが、その脇をバイクが通り抜けたりします。

<屋台のような店舗>KP/DA21mm

この店でセンヤイという麺を頼みました。最近はタイも物価が上がり、60バーツしました。この日の両替したレートを元にしますと、1バーツが約4.23円となります。ちなみに、昨年9月は4.08円ですので、すさまじい円安といえます。もっとも、タイバーツはアメリカドルと連動しているといいます。

これでも、日本と比べると物価はやや安いといえましょうか。

<センヤイ ナーム ムー ナムトック>PowerShot

すぐに出来上がりまして、料金と引き換えに受け取り、近くのテーブルで食します。

店舗型の麵屋ですと、テーブルに調味料が置いてあるのですが、ここでは屋台の前に用意してあって、そこで味を自分で調整して持ってきました。

センヤイというのは米から作った麺で一番幅の広いものです。モチモチしていてワタクシは最も好きなクイッティオです。

具は豚肉(ムー)スライス、肉団子(ルークチン)の2種です。もやしとハーブはやはり店頭に用意してあって、好きなだけ入れられます。

<具>PowerShot

いつぞやの線路わきにあった店では別皿でハーブと野菜が出てきました。もしかして、その店がフードコートに移ったので、こういう形式に変更したのかもしれません。

ちなみに、バンコクなどのタイ中央部では麺料理にはあらかじめ少量の野菜が入っていて、別皿であったり、客が好きなだけ盛るというタイプはほぼありません。

そのかわり、ラオスに近いイサーンというタイ東北部に行くと、こういう形式が多くなります。もちろん、ラオスでは野菜は必ず別皿で出てきます。店主はイサーンの出身なのかもしれません。

<濃いスープ>PowerShot

この赤に近い色のスープは「ナムトック」といい、豚や牛の血を混ぜています。生臭さは全くなく、むしろ味わいがあって美味しいです。

そして、こういうスープには必ずといっていいほど、レバーと血の煮凝りが入っています。これも、臭みはありません。

さ、満足しました。チケット購入に出かけましょうか。

★記事のトップに日付を入れてますが、個人的な目安であって、必ずしも時系列で記事を書くわけではありませんので、ご理解ください。