Cafe de Castella Annex

旅とカメラとエトセトラ

バンスージャンクションに立ち寄ってみた

2024年4月17日(水)

<バンスージャンクション駅>KP/DA21mm

クルンテープ アピワット中央駅で無事にチケットを確保。これからの予定はできるだけレートのいい両替をすることだけですので、クルンテープ アピワット中央駅の隣のバンスージャンクション駅に立ち寄ってみることにしました。

位置関係を見てみます。

 

赤のポイントがクルンテープ アピワット中央駅。そのすぐ左隣(西側)の羽根のようなSRTのマークのあるところが、バンスージャンクション駅となります。

その気になれば、道路を横切ってたどり着けますが、地下道を通ってバンスージャンクション近くの出口からアクセスしました。もっとも、その出口からも信号のない箇所を横切らなくてはならないのですが。

<新駅を旧駅から望む>KP/DA21mm

旧駅とはいうものの、現在もクルンテープ駅(フアラムポーン駅)から普通列車やコミューター、週末の観光列車がバンスージャンクションを通り、東本線を除いて各方面に走っているのです。

<時刻表とチケット売り場>KP/DA21mm

クルンテープ アピワット中央駅も当初はバンスーグランド駅という名称でしたが、現国王のラーマ10世(ワチラロンコン)が現在の駅名を命名したとのことです。

MRTバンスー駅構内の案内でも「バンスーグランド」という表記は残っていました。

クルンテープ駅は鉄道博物館になるとのことでしたが、アランヤプラテート方面とパタヤ方面へ向かう東本線がバンスージャンクションより手前で分岐しているため、旧ルートは当面残るものと思われます。

<長大なプラットホーム>KP/DA21mm

これも、ちょっと前まで優等列車が走っていた名残でしょうか、プラットホームが必要以上に長いです。

ここが「ジャンクション」の名前がついている理由はここからナコーンパトム方面への南本線が分岐しているからです。

余談ですが、この分岐線は南本線の迂回ルートであり、正式にはチャオプラヤー川対岸のトンブリー駅からタリンチャンジャンクション駅までが本線となります。

<ここにもありました>KP/DA21mm

クルンテープ アピワットにもあった独特なベンチ。

タイ国有鉄道ではこのタイプのベンチが全国的に設置されていますね。

<鐘>KP/DA21mm

SRTではこの鐘を鳴らすことで、列車到着・出発の合図になります。実際にはプラットホームに出た駅員が緑と赤の旗を合図して運転手に合図を送っていると思いますが。

この近くには「この鐘をみだりに鳴らすことは罰金2000バーツ」なんて警告文もあったりします。もちろん、英語も表記されています。

タイでの英語ですが、それこそひと昔前はまるで耳に入ることはほとんどありませんでした。

光都市ではない地方都市に行くとまず英語の表記はありませんでした。

SRTの職員もそこそこ英語を使うようになってきたし、対人対応が必要な窓口では英語対応ができる人が増えてます。民間でもバス乗り場、ロットゥ(大型のハイエースなどを使った中距離バスのような乗り物)乗り場などでは、きちんと話せる人も増えてきたようです。

また、最近は翻訳アプリなどもあるので、以前よりもずっと旅がしやすくなりました。

<謎のバイク>KP/DA21mm

ホームの先のほう(北側)に何十台というバイクが止めてありました。

ここの職員のものにしては数が多すぎです。あるいは貨車に積み込まれて輸送される分ですかね。ナンバーなど確認してこなかったのが残念です。

<使われない番線>KP/DA21mm

これはバリアフリーの一環なんでしょうか。

ともあれ、この1番線は使用できません。2番線と3番線が使用可能だと思います。

実はこのタイプのミニ跨線橋、ピッサヌロークにも設置されていました。タイはまだまだバリアフリーには程遠い国ですが、視覚障害のある乗客に職員が付き添って乗降するというシーンを見ています。

そういう面では日本よりも優しい国だとは思います。

数年前、アユタヤ近くのバーンパイン宮殿に鉄道で往復したことがあり、帰りはフアラムポーンまで行くと時間がかかりすぎるので、このバンスージャンクションで降りたことがあります。その時と比べると、かなり整備された印象です。もっと雑然としていて、すごいところだなという印象がありました。

バンスージャンクションには30分もいたでしょうか。とりあえずは2019年以来の鉄分を楽しみました。ま、このあと、存分に味わうことになるんですけどね。