台湾の台中と嘉義の間に雲林県があります。その県庁所在地が斗六という都市です。
ごく普通の観光客は素通りしてしまうようなところですが、こちらに3泊しました。
<太平老街>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
清代から日本統治時代にかけて建てられた建造物がよく残っていて、そのような街並みを台湾では「老街」と呼びます。
どの都市にも残っているわけではありませんが、この斗六では太平路の「太平老街」ではこのような建物が約600メートル続くのです。しかも、道の両側ともです。
<二階の上にある飾り>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
これらの建物は1階が店舗で2階が住居という、ショップハウスの形式です。それぞれの建物の2階の上には建物ごとに飾りがあります。
まるで、キリスト教会のファザードのようにも見えてしまいます。
<飾りその2>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
<飾りその3>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
<飾りその4>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
<飾りその5>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
<飾りその6>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
<飾りその7>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
どの建物も特徴があり、元の商売と関係しそうな飾りです。
古き良き時代と、書くのは日本人のオゴリのようなものでしょうか。100年くらい前に建造された建物がそのまま残っていて、ネオバロック様式あるいはネオゴシック様式とでも表現すればいいのか、当時の建築家が腕を振るったものですね。
ともあれ、その間に戦争というものがあり、時代も移り変わってきていますので、当時の商売、お仕事をそのまま続けているという建物はあるのかどうか。持ち主も変わってきているでしょうし。
また、持ち主も日本人であった可能性があるものが多いはずです。
<屋号と看板が異なる店>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
<小林眼鏡>PowerShot
こちら、老街の近くですが、歴史的建造物ではありません。
ただし、「小林」ですよ。日本人名ですよね。今でも小林さんが台湾に戦後も残って子孫が商売しているわけではないと思います。
でも、その店はおそらく戦前にはあって、屋号だけ受け継いだ台湾人がそのまま眼鏡屋さんをやっているのでしょう。
この近くには「小笠原」を名乗る別の店もありました。
<かつての市場の建物>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
現在は雑多な店が入るかつての市場の建物です。こちらは、太平老街には面していません。
<カフェ>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
こちらは太平老街に面した側です。
3階までそっくりカフェになってます。元の雰囲気はあまり壊してはいないものの、ちょっぴりケーキを意識したような装飾が施されていますね。
<夜間は変身>PowerShot
そして夜になると。ライトアップもされていますが、ケーキの装飾自体にもLEDが仕込まれているのか、独特の雰囲気を漂わせています。
<太平老街>OM-D E-M10 MK3/ED14-42mm
この斗六に3泊しましたが、それは同じ雲林県にちょっと興味を引くような小都市があったからです。
続きます。