Cafe de Castella Annex

旅とカメラとエトセトラ

西螺の延平老街は醤油の街並み

斗六の3日目。

いよいよ、西螺に向かうことにします。アクセスは斗六駅(後站=メインの出口ではないほうという意味かと)にある台西客運バスでやはり小1時間です。

<麺線>PowerShot

到着して軽くいただいたのが麺線です。そうめんのような細い麺にとろみをつけたものです。

具は大腸(豚肉の内臓)です。これはスープ麺ですが、炒めた麺線もあります。ちなみに中華圏ですので、「麺」と表記されれば小麦粉から作ったものになります。

タイのクイッティオみたいにコメから作られたものは、「粉」とか「條」の表記になります。

個人的にはスープの麺線は大好きです。大腸は臭みがありませんが、モツのコリコリ感があって(それでも柔らかく煮込まれてます)うまいです。また、小ぶりの牡蠣が入った麺線もいいですね。

そして、向かうのが延平街。

<醤油タウン>E-M10 Mark3/ED14-42mm

西螺は醤油で有名なところです。画像は丸荘醤油というメーカーで、台湾では一番有名らしいです。

そもそも、醤油って日本から持ち込まれた製品なのかと思ったら、日本の醤油とは少しだけ製法が異なり、台湾にももともとあった調味料みたいでした。創業者は台湾人です。

台湾にもともとあったと書きましたが、台湾在住の漢民族はすべて大陸にルーツがあるので、おそらくは福建省あたりから持ち込まれた調味料なんでしょう。

<大同醤油>E-M10 Mark3/ED14-42mm

別の醤油メーカーもあります。

<これまた別のメーカー>E-M10 Mark3/ED14-42mm

延平老街には少なくとも3つの醤油メーカーがあるようです。

あまり気にすることはなかったですが、斗六に着いて街中で丸荘醤油という看板を見たときにはちょっと感動しました。

ただ、雲林県以外で「醤油」という文字を見かけた記憶がないんだな。

<醤油ボトルのディスプレイ>E-M10 Mark3/ED14-42mm

その中でもやはり丸荘醤油は目立ってます。

店頭にこのような醤油のボトルのディスプレイを置いているのですが、それもいろいろあります。

<ディスプレイその2>E-M10 Mark3/ED14-42mm

また別のブランドですね。

<ディスプレイその3>E-M10 Mark3/ED14-42mm

ブランドも数種類あるということですね。

<醤油アイス>PowerShot

そして、ここで販売しているのが醤油アイスなのでした。1つ55元。

<カッチカチ>PowerShot

東海道新幹線で販売中止になってしまったアイス並みにガチガチに凍らせていました。

少し溶けるのを待っていましたが。お味はめちゃくちゃしょっぱいということはなく、アズキのような豆が入ってました。どちらかというと、シャーベットに近いです。

<2階の飾り>PowerShot

延平老街でも建物の上に飾りをつけたところがありました。

<市場跡>E-M10 Mark3/ED14-42mm

延平老街は斗六の太平老街と違い、日本人が関わって形成されたものではなさそうです。

ただ、丸荘醤油は日本統治時代に台湾総督府から醤油を調達されたみたいですね。

<屋根のある歩道>E-M10 Mark3/ED14-42mm

ほとんど観光客もいないようなところで、平日の午後とはいえ、ほぼ地元住人も出歩いていないような静かな老街でした。

輪タク>E-M10 Mark3/ED14-42mm

それでもこの老街全体が醤油メーカーを中心としてレトロさを作り出しているような感じがしました。

老街じたいは斗六の半分くらいのせいぜい300メートルほど。

いまや台湾のどこを巡っても稼働していないタイのサムローのような三輪自転車が何気に置いてあったりします。これも雰囲気づくりなんでしょうかね。

さて、虎尾と西螺なんですが、台鉄斗六駅からと高鐵雲林駅からはそれぞれのアクセスはいいようです。いずれもバスですが。

ただし、虎尾と西螺はかなり離れていて、バス便は皆無といっていいようです。

斗六に泊まりましたが、嘉義や彰化あたりに泊まって日帰りするという手もあると思います。