2025-03-25(Tue) 03-26(Wed)

SRTではすでに優等列車の発着が、クルンテープ アピワット駅に移り、いわゆるフアラムポーン駅(★)は普通列車とコミューターだけが発着する駅になってしまいました。
★:正式名称はタイ語で「クルンテープ駅」となりますが、外国人向けには「バンコク駅」とされ、乗車券にも「Bangkok」と表記されます。フアラムポーン(Hua Lamphong)地区にあるため、バンコク在住のタイ人やタイに通いなれた外国人はそう呼称することが一般的です。地方在住のタイ人には「バンコク」よりも、「クルンテープ」のほうが通りがいいです。なお、SRTクルンテープ駅近くにMRTフアラムポーン駅があります。
正面に掲げられている肖像画はラーマ5世(チュラロンコーン大王)で、彼の時代にSRTの基礎が作られ、クルンテープ~ナコーンラチャシマーまでの鉄道が開通しました。

ドーム状になった屋根の下には、ほぼ100年くらい前の蒸気機関車や車両を磨き上げて静態保存…いやその気になったら動かせそうな?…あるいは動態保存したものが展示されています。

それにしても、磨きこんだものです。今のところ、SRTではダークレッドラインとライトレッドラインを除いて、全線が非電化であるため、いずれも軽油を燃料とする車両が走り回っているので、どの列車も薄汚れているのです。とはいえ、長距離の優等列車は始発駅で出発前に洗車をするみたいですが。

SRTの計画ではクルンテープ駅はやがて廃止になり、鉄道博物館となる…というようなことが数年前に発表されていたようです。とはいえ、アランヤプラテート方面へのEastern Lineは今のところ、ここが始発だし、クルンテープ アピワットから列車を走らせようとするとちょっとした開発が必要で、数か所ある踏切も立体交差化する必要性も出てくるでしょうから、当面はクルンテープ駅は現役のままであり続けると思われます。
上記の発表があって、2023年の訪問時にやはりここを訪れてみたんです。大屋根のある部分は展示車両があって、その時とほとんど変わっていませんでした。
なるほど、これがSRTのいう鉄道博物館なんだなと納得はしていましたが。

雰囲気のあるドーム状の屋根の下はかつては巨大な待合室で、大変な賑わいでしたが、現在はベンチもかなり撤去されて、がらんどうの空間になっています。
今回、ちょっと気になって、正面の出入り口から外に出てみました。すると、このようなものがあったんです。

その左手に、小さな博物館ができていました。入場料は必要ありません。

先ほどのドーム下のプラットフォームにも、カメラを抱えたいわゆる「鉄ちゃん」が数名いました。
タイ人にとって鉄道はただの移動手段で、そのような人たちはいるわけがないと思い込んでいたんです。もしかしたら、チュラロンコーン大学やタマサート大学などに、「鉄道研究会」みたいなものがあるのかもしれません。

こちらは古い乗車券ですね。いわゆる硬券というもので、なんと日本でも2019年までJR北海道の一部では使われていたそうです。
それにしても、よく残っていたものです。

SRTだと、ワタクシが初めてタイにやってきた2003年の時点ではコンピューター印字された横長のチケットになっていました。硬券、いつまで使われていたんでしょうね。

このあたりの雰囲気は台湾鉄道管理局(台鉄)の旧高雄港駅にあるミニ鉄道博物館の雰囲気に似ています。
castellamoon.cocolog-nifty.com

こういうところにどんな人が来ているのかと思いました。
明らかに日本語を話す夫婦と息子さんが、記念品などを購入していました。
他には国籍不明なアジア人が数名。年齢層も多様で、それこそ老若男女、千差万別でした。多くは、館内のベンチ(SRTの駅にあるものと同じ)に座って、静かに雰囲気を味わっていたり、黙って展示物を眺めていたりといった感じでした。

現在の列車ではたぶん使われてないと思います。

サボ。いわゆる、行先表示板です。
それにしても、真ん中のものはクルンテープ アピワット~ビエンチャン(カムサワート)とあり、できたばかりの路線のものですね。
一番下はEastern Lineのアランヤプラテートのひとつ先、カンボジア国境の駅のものですね。
もしかして、これ、売ってるんすかね?マニアなら買うと思いますが。

入口のすぐのところには各種スタンプがあって、自由に押せるようになっていました。

ちょっと押す向きを間違えたりしましたが。

今度は重複です。
適当な無地の紙を持っていなかったので、メモ帳に押してみました。
これで全部ではありません。先ほどの親子がこれに気づき、待っていたので、これ以上押すのをやめました。

ドーム屋根から外れた左側(クルンカセーム運河側)のプラットフォームはコミューターや各駅停車が発着します。

最もはずれにある12番線ホーム。かつてはここで、理容学校の実習のためか、無料で髪を切ることができたのですが。つまりは実験台ってことで。
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ところで、何の用があって2回もここにやってきたのかって?そちらは別記事で。かなり長くなりますので。
クルンテープ駅(フアラムポーン駅)、現在はほとんど機能しなくなってしまいましたが、意外な発見があるものです。
ヤワラー(中華街)方面に行くつもりがあるのなら、立ち寄ってみる価値はまだありますよ。MRTの駅もあるし、アクセスはいいです。
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