Cafe de Castella Annex

旅とカメラとエトセトラ

台鉄(2)莒光號と區間快

台鉄の優等列車の続きです。

<莒光號>K-7/DA16-50mm

台鉄のもうひとつの優等列車が莒光號になります。

日本のJRで例えると、急行ということになります。

名称の由来ですが、蒋介石の訓示「母忘在莒」「光復大陸」によるとのことです。

莒光號は自強號よりも早く誕生しました。画像を見るとわかると思いますが、機関車が客車を牽引する編成です。自強號が誕生したことで、第一優等列車から第二優等列車に実質格下げになりました。

<車内>K-7/DA16-50mm

客車ではありますが、エアコンも効いてますし、自強號同様に足元も広々。フットレストまであって、間違いなく飛行機のエコノミークラス…いや、ビジネスクラス以上の居住性があります。

<検札>K-7/DA16-50mm

10年以上前の画像です。当時はきちんと検札を行っていました。もちろん、自強號も検察は行われていました。

ですが、昨年高雄から台北までちょこちょこと自強號を乗り継いだ時は、検札はありませんでした。これは、ICカードの利用が可能になったことと関係するのかもしれません。

さて、台鉄の時刻表から莒光號は徐々に姿を消しつつあります。1日に走っているのは数本という有様です。どうやら、今年、2024年から段階的に減らしていき、将来的には廃止になるようです。

<チケット>GR DIGITAL

現在とは形の異なるチケットです。「無座」となっています。つまり、指定席ではないということで、空いた座席が「あれば」座ってもよいというチケットです。

この時はたまたま座ることができましたが。

<新登場の區間快>PowerShot

莒光號が置き換わるのはこのタイプの列車になるとのことです。

ライトグリーンの帯が入ったステンレス車両。「區間快」です。日本風に書くと、「区間快」となります。

區間車といわれるのが台鉄での各駅停車に相当し、運賃のみで利用できます。その快速版ということになりますか。

<車内>PowerShot

久しぶりの台湾でしたが、以前にはなかった種別の列車です。当初、特別料金がかかるのかと思いましたが、西部幹線ではかなり走っていて、しかも結構遠くまで行きます。

しかも新しいので、気分はいいです。座席はクロスシートロングシートの混在で、日本で例えるならば、横須賀線湘南新宿ライン宇都宮線などのタイプでしょうか。

完全な各駅停車ではなく、しかも割と遠くまで走り、しかもそれほど混雑しないとなれば、ちょっとした移動だけならば普通切符で利用できるので、利用価値はかなりあるんじゃないでしょうか。

台鉄についてはあと1回記事をアップします。